ある負傷Shadowの言葉
今 組織を支えているのは第一線のShadowの本気さのみ。これだけは死守したい。
志半ばで負傷し本来の職務を遂行できなくなってしまったShadowたちがいる。
この言葉の持ち主は、自らの職務と本気で向き合い人生の多くの時間をそれに費やしてきた。しかし、職務中に負傷し体のほとんどが動かない障害を負った。
失意のどん底かと思われたが、違っていた。
彼は違った。
驚異の回復力を見せ、ものの二年で歩けるようになった。顔の一部しか動かなかったのに。
彼は戻った。一線には戻れないが、戻った。一線のShadowをはるかに超える志を持って。
だが、彼がもどった組織は変わっていた。
しかし、一線のShadowは、今も、この瞬間も変わることはなかった。葛藤と闘いながらも一線で命を懸けるShadow。彼らは静かに、だが強く息をし続ける。
彼らは本気だ。
人は石垣、人は城。という言葉がある。私たちはこの言葉をどれだけ理解し、実践できているだろうか。組織にいるといつの間にか忘れてしまうこの言葉。
彼は一度たりとも忘れたことはない。
これは美談ではない。多くの批判や中傷に立ち止まることなく、彼は仲間への絶対的貢献を願い出る。
彼の原動力は尽きない。それは現場と共にありたいと願う心だ。
彼のような一線のShadowは組織だけを支えているのではない。この私たちと、私たちの社会の安全を支えている。
彼らの本気さに敬意を表したい。
そして、全国の負傷したShadowたちの献身と本気さに感謝とエールを送りたい。
私たちは、動き出す。